Gタンパク質共役受容体を標的とした創薬
そーせいグループ株式会社は、6月20日、同社の子会社であるHeptares Therapeutics(以下「Heptares社」)が研究施設を英国ケンブリッジ市へ移転させると発表した。
Heptares社は、Gタンパク質共役受容体(GPCR)を標的としたドラッグデザインならびに研究開発を行う医薬品開発企業。新施設への移転は、Heptares社の近年における急成長に基づくものだという。
広範囲の疾患に関連する受容体のスーパーファミリー
Heptares社が創薬にあたって標的としているGPCRは、広範囲のヒト疾患に関連する375個の受容体のスーパーファミリー。同社はこの創薬にあたり、独自の構造ベースドラッグデザイン技術を活用。有用性は証明されているものの、実際の創薬が困難であった医薬品の創出を、可能にしている。
Heptares社はさらにこのアプローチを使用して、画期的なパイプラインを構築。アルツハイマー病や統合失調症、がん免疫療法や代謝疾患などの治療法を革新する可能性も、探索を行っている。
幅広いパイプラインの開発を継続して進捗
今回Heptares社が移転したのは、ケンブリッジ市のGranta Park。土地面積は35000平方フィートにおよび、英国におけるHeptares社の全研究開発チームがこの新施設にて活動を行う。移転は、2018年後半をめどに行われるという。
そーせいグループはHeptares社の移転を通じて、研究開発から生み出された製品を商業化へと進め、幅広いパイプラインの開発を継続して進捗させるとしている。
(画像はそーせいグループの公式ホームページより)

子会社Heptares 社、研究施設を英国ケンブリッジへ移転することを発表 - そーせいグループ株式会社
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