6月21日付で販売提携契約を締結
レオ ファーマ株式会社とデンマークのLEO Pharma社、そして協和発酵キリン株式会社の3社は、尋常性乾癬治療剤「ドボベット」のゲル製剤について、日本における販売提携契約を締結したと発表した。
同剤は、レオ ファーマが日本において製造販売承認を申請中の薬剤。同契約は、同剤の販売およびマーケティング提携に関するものであり、6月21日付で締結されている。
世界的に広く使用されている「ドボベット」
「ドボベット」は、活性型ビタミンD3であるカルシポトリオール水和物と、ステロイドであるベタメタゾンジプロピオン酸エステルを含んだ配合外用剤。LEO Pharma社が開発した。
同剤は、尋常性乾癬に対する外用剤として2001年にデンマークで上市されて以来、米国を含めた世界90ヵ国以上で承認を取得。尋常性乾癬治療の第一選択薬のひとつとして、世界的に広く使用されている。
日本においても同剤は、2014年9月に「ドボベット軟膏」として発売された。マーケティング活動は、レオ ファーマと協和発酵キリンが共同で展開している。
有毛部位への塗布を容易にするゲル製剤
「ドボベット」のゲル製剤は、尋常性乾癬の好発部位のひとつとされる頭部など有毛部位への塗布を容易にし、利便性の向上およびアドヒアランスの改善が期待される剤形。2008年に米国において上市されて以来、既に世界80ヵ国以上で承認を取得している。
3社は、軟膏に加えてゲル製剤もラインナップに追加することで、より多くの患者のQOL向上に貢献するとしている。
(画像はレオ ファーマの公式ホームページより)

尋常性乾癬治療剤「ドボベット」のゲル製剤日本における販売提携契約締結のお知らせ - レオ ファーマ株式会社