関西地区の卸物流拠点に臨時着陸用ヘリポート
医薬品卸大手、株式会社スズケン(以下、スズケン)は6月12日のニュースリリースで、神戸市北区の阪神物流センターにヘリポートを設置し、神戸市と「ヘリコプター臨時離着陸場としての土地使用に関する協定」を結んだことを発表した。協定締結は6月1日。
阪神物流センターは、平成19年、大阪府、兵庫県、奈良県、滋賀県、京都府、和歌山県をカバーエリアとして稼働を開始した、スズケンの関西地区における卸物流拠点。
阪神淡路大震災を経験した神戸市は、重症外傷者を搬送する救急車とドクターヘリの合流地点となる場外離着陸場の設置を進めている。今回のスズケンとの土地使用協定締結も、災害時や緊急時への備えの一環。
医療と健康に必要不可欠な企業へ
スズケンは、2011年に発生した東日本大震災の教訓から、「メーカー物流・卸物流が連携した、東名阪を基盤とした今までにない強じんな全国BCP(非常事態時の業務継続計画)ネットワーク」を新たな発想のBCPコンセプトに掲げている。
災害時や緊急時に臨時離着陸場として活用可能なヘリポートを設置することで地域医療に貢献する考えで、今回設置されたスズケン阪神物流センターを含め、スズケン千葉物流センター、スズケン名南物流センター(株)アスティス高知支店の計4か所に、ヘリコプター緊急離着陸場を保有している。
同社は、今後も地域医療に貢献するとともに、医薬品卸として医薬品を安定的に供給するという社会的使命を果たし、医療と健康に必要不可欠な存在であることを目指すとしている。
(画像はプレスリリースより)

株式会社スズケン ニュースリリース
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