前立腺肥大症に伴う排尿障害を効能・効果として
旭化成ファーマ株式会社は、6月5日、排尿障害改善剤「フリバス」について、中国における輸入薬品登録申請を行ったと発表した。
同剤は、前立腺肥大症に伴う排尿障害治療専門のα1受容体遮断剤。今回の申請は、前立腺肥大症に伴う排尿障害を効能・効果とするもので、6月2日に行われている。
中国でも患者数が急増している前立腺肥大症
前立腺は、膀胱の下にある尿道を取り囲む男性特有の臓器。前立腺肥大症は、この前立腺が肥大する疾患であり、男性高齢者に多く発症する。
前立腺肥大症を発症すると、尿道が圧迫されるために「尿が出にくい」「夜間頻尿」などの不快な症状が現れる。こういった症状は、前立腺肥大症に伴う排尿障害と呼ばれる。
中国においても前立腺肥大症は、高齢化の進展に伴って患者数が急増。高齢者のQOL向上という観点からも、治療の重要性は増している。
尿道を広げることで排尿障害による不快な症状を改善
「フリバス」は、排尿障害の発症に関与している前立腺・尿道のα1受容体を遮断することで、前立腺・尿道平滑筋の収縮を抑制する薬剤。尿道を広げることで、排尿障害による不快な症状を改善させる効果を持つ。日本国内では、1999年2月より販売されている。
旭化成ファーマは、中国における前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療において、同剤が新たな選択肢を提供できるとしている。
(画像は旭化成ファーマ株式会社の公式ホームページより)

排尿障害改善剤「フリバス」の中国における輸入薬品登録申請について - 旭化成ファーマ株式会社
http://www.asahi-kasei.co.jp/