AKプロジェクトからの連携体制を進める
アステラス製薬株式会社(以下「アステラス製薬」)は6月5日、京都大学とのオープンイノベーションの新たなスキームとして、同大学内にアライアンス・ステーション(以下、「Aステーション」)を開設したと発表した。
アステラス製薬と京都大学は、2007年7月から2017年3月末まで、文部科学省の先端融合領域イノベーション創出拠点形成プログラムに採択され、両者の連携による協働研究「次世代免疫制御を目指す創薬医学融合拠点」(AKプロジェクト)を実施していた経緯がある。
今回開設されたAステーションでは、10年以上に及んだAKプロジェクトで構築した連携体制をさらに進め、オープンイノベーションによる創薬研究の加速を目指す。
あらゆる疾患領域を対象に複数の共同研究を
Aステーションの開設にあたり、京都大学大学院医学研究科内に、新たに「先端医療基盤共同研究講座」が開設された。この新規講座は、アステラス製薬と京都大学とのスピーディーな連携に向けた枠組みの実施基盤となるもの。
新たな産学連携の拠点となるAステーションにおいて、両者はあらゆる疾患領域を対象に複数の共同研究にチャレンジしていくという。
またその活動を通じ、多くの課題を抱えるアンメットメディカルニーズに応じた新規創薬ターゲット探索の加速と臨床有用性予測技術の向上を目指すとしている。
(画像はアステラス製薬株式会社 ホームページより)

アステラス製薬株式会社 ニュースリリース
https://www.astellas.com/