現地での豊富な実績を有するZuellig社
大日本住友製薬株式会社は、6月9日、カルバペネム系抗生物質製剤「メロペネム」について、東南アジア5ヵ国および香港においてZuellig社と提携すると発表した。
Zuellig社は、現地での豊富な医薬品販売の実績を有する企業。この提携では、同地域における「メロペネム」の流通販売契約が、両社の間で締結されている。
世界100ヵ国以上でも販売されている「メロペネム」
「メロペネム」は、大日本住友製薬が開発した注射用のカルバペネム系抗生物質製剤。日本においては1995年に発売され、グラム陽性菌・グラム陰性菌による中等症以上の各種感染症に対して使用されている。また、同社および導出先のファイザーによって、世界100ヵ国以上でも販売されている。
今回同剤について大日本住友製薬が提携したZuellig社は、アジアにおけるヘルスケアサービスのリーディングカンパニー。1922年より事業を展開し続けており、現在は13ヵ国において1万人の従業員を擁する。
救命医療に貢献することを目指す
今回締結された流通販売契約に基づきZuellig社は、東南アジア5ヵ国および香港において「メロペネム」の独占的流通・販売を行う。この流通・販売にあたりZuellig社は、大日本住友製薬より「メロペネム」の完成品の供給を受けることになっている。
両社は今後も緊密な協力体制を築き、同地域において一人でも多くの重症・難治性細菌感染症患者の救命医療に貢献することを目指すとしている。
(画像は大日本住友製薬の公式ホームページより)

カルバペネム系抗生物質製剤「メロペネム」の東南アジア5ヵ国および香港における提携のお知らせ - 大日本住友製薬株式会社
http://www.ds-pharma.co.jp/ir/news/pdf/ne20170609.1.pdf