「クイックナビ」シリーズの新製品として発売
大塚製薬株式会社は、6月8日、マイコプラズマ抗原を迅速・高感度に検出できる検査キット「クイックナビ-マイコプラズマ」を、7月12日に発売すると発表した。
同キットは、同社の体外診断用医薬品「クイックナビ」シリーズの新製品として発売されるもの。
早期の確定診断が重要
マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症。小児では、発生頻度の高い感染症となっている。
同疾患の初期症状は、咳や発熱など風邪とほとんど変わりがない。しかし、肺炎に進行する可能性は高く、早期の確定診断および有効な抗生物質治療が重要となる。
マイコプラズマの検査方法は、PA法(血清抗体検査)やLAMP法(遺伝子増幅検査)などがある。しかし、いずれも用機器や高度な検査手技が必要であり、時間も要する。迅速検査キットの感度向上が望まれていた。
15分程度の簡便な検査を実現
「クイックナビ-マイコプラズマ」は、イムノクロマト法によるマイコプラズマ抗原の迅速検査キット。効率的にのどの「ぬぐい液」を採取できる植毛スワブを採用し、15分程度の簡便な検査を実現している。
大塚製薬は今後も、世界中の未解決の医療ニーズを満たすべく、研究開発を進めるとしている。
(画像はプレスリリースより)

「クイックナビ-マイコプラズマ」 国内新発売 - 大塚製薬株式会社
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