1回14日分を超える処方が可能に
Meiji Seika ファルマ株式会社は2017年5月31日のプレスリリースで、統合失調症を適応とする抗精神病剤である「シクレスト(R)舌下錠5mg」と「シクレスト(R)舌下錠10mg」(一般名、アセナピンマレイン酸塩)について、2017年5月31日付けで新医薬品に関わる1回14日分を限度とする投薬期間制限が終了し、2017年6月1日から1回14日分を超えての処方が可能になると発表した。
投薬期間制限は、平成20年厚生労働省告示第97号に基づき、薬価基準収載(今回は2016年5月25日)の翌月の初日から1年間(今回は2017年5月31日)は、原則として1回14日分を限度として投与することとされている。
統合失調症薬物治療の新たな選択肢
シクレスト(R)は、米国や欧州をはじめとする世界61カ国において、統合失調症または双極1型障害の適応で承認されている。
また、シクレスト(R)は、既存薬とは異なる特有の受容体結合プロファイルを有する新規非定型抗精神病剤で、投与後速やかに崩壊する舌下錠であり、有効性・安全性に加えて服薬上の特長を有するため、統合失調症薬物治療の新たな選択肢となる。
Meiji Seika ファルマは、うつ病や統合失調症などのアンメット・メディカル・ニーズの高い中枢神経系疾患をスペシャリティ領域の一つと位置づけ、新薬とジェネリック医薬品による幅広い治療選択肢を提供して、患者の治療と医療の発展に貢献していくと述べている。
(画像はMeiji Seika ファルマ株式会社のサイトより)

Meiji Seika ファルマ株式会社プレスリリース
http://www.meiji-seika-pharma.co.jp/pressrelease/Meiji Seika ファルマ株式会社
http://www.meiji-seika-pharma.co.jp/index.html