夏のお泊まり行事、約3割の子どもが「おねしょ」を心配
フェリング・ファーマ株式会社(フェリング・ファーマ)は5月29日、子どもの「夏のお泊まり行事」へ向けての不安に関する調査結果を発表した。
これは5月30日の「世界夜尿症デー(World Bedwetting Day)」を前に、全国の小学校1年生~3年生の子どもとその保護者500組1000名を対象に、インターネットアンケートにより行ったもの。
学校や地域で行われる「夏のお泊まり行事」のときに不安に思うこととして、おねしょについて「とても心配」「心配」と回答した子どもの割合は、全体の27.0%。
おねしょについて不安に思う子どもは、「ひとりで眠れるか」、「ホームシックにならないか」の心配に次いで多く、子どもたちのおねしょに対する不安が強いことがわかる。
夜尿症で通院は、わずか7.3%
「おねしょが心配」と回答した子どもの保護者に、お泊まり行事前のおねしょ対策をするかを聞くと、65.9%の保護者が「いいえ」と回答。
一方「はい」と回答した保護者に対策内容を聞くと「寝る前に水分を摂らせないようにする」(61.5%)、「パンツをおむつに替えて寝かせる」(38.5%)などは多いが、「病院につれていく」と答えた人は7.3%にとどまった。
また、「おねしょ」について小児科で相談・治療できることを知っている保護者は、半数に満たない44.6%、夜尿症が保険診療の対象であることを知っている保護者は32.0%と、認知度が高くないことがうかがえる。
夜尿症は、治療を開始してから治るまでに3か月から半年程度はかかるとされている。フェリング・ファーマでは「世界夜尿症デー」に合わせて、夏のお泊まり行事に向けた早めの治療開始を推進。夜尿症に悩む子どもと保護者を対象に「おねしょ卒業!プロジェクト」を立ち上げ、 「おねしょドットコム」(http://onesho.com/) などで啓もう活動を行っている。
(画像はプレスリリースより)

フェリング・ファーマ株式会社 ニュースリリース
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