名称は「スカイフロントリサーチキャンパス」
シスメックス株式会社は、6月1日、個別化医療の実現に向けた新たな研究開発拠点を、神奈川県川崎市の殿町国際戦略拠点キングスカイフロントのライフイノベーションセンター内にて開設したと発表した。
この研究開発拠点は、バイオインフォマティクスの研究開発を推進すべく開設されたもの。名称は、「スカイフロントリサーチキャンパス」とされている。
期待が高まるバイオインフォマティクス
個別化医療の実現のためには、遺伝子情報を含む個人の検査情報や診療情報を総合的に解析する情報解析技術、すなわちバイオインフォマティクスが重要となる。このバイオインフォマティクスは、人工知能といった近年の著しい技術革新によって、さらなる進展が期待されるようになった。
今回開設された「スカイフロントリサーチキャンパス」は、このバイオインフォマティクスを中心とした情報解析技術に関する研究開発の強化を目的とするもの。シスメックスはキングスカイフロントを、高度な情報セキュリティ環境が整備され、医療ビッグデータを安全に扱うことのできる環境であると評価。今回の開設に至ったという。
理研ジェネシスとの連携も強化
「スカイフロントリサーチキャンパス」は、シスメックスの子会社である株式会社理研ジェネシスの「理研ジェネシスイノベーションゲノムセンター」と同じ施設に入ることとなる。そのためシスメックスは、特に遺伝子情報解析などにおいて理研ジェネシスとの連携をさらに強化するともしている。
同社は今後も、価値の高い検査の実現に向けて研究開発に取り組むとしている。
(画像はシスメックスの公式ホームページより)

別化医療の実現に向けて新たな研究開発拠点を開設 - シスメックス株式会社
http://www.sysmex.co.jp/news/2017/170601a.html