「レミッチ(R)」OD錠薬価基準に収載
大日本住友製薬株式会社(以下、大日本住友製薬)は5月31日、日本たばこ産業株式会社と共に、慢性肝疾患患者におけるそう痒症のプロモーション提携中の東レ株式会社(以下、東レ)が製造販売承認を取得した「レミッチ(R)」の新たな剤形OD錠が薬価基準に収載されたことを発表した。
「レミッチ(R)」のOD錠は2017年3月30日に製造販売承認を取得しており、6月13日(火)から販売開始する予定だ。
「レミッチ(R)」は東レが創製した世界初の選択的オピオイドカッパ受容体作動薬。国内では、2009年から鳥居薬品株式会社が販売している。
新たな選択肢となると期待
慢性肝疾患では肝臓で作られる胆汁が正常に循環しなくなることで痒みの原因とされるヒスタミンが増加し、痒みを引き起こすことがあると言われている。
通常の痒みには抗ヒスタミン薬が有効なことが多いが、慢性肝疾患では効果が得られない。「レミッチ(R)」は血液透析患者の痒みを抑えるために開発されたが、2015年に慢性肝疾患のそう痒改善剤として一部変更承認されている。
OD錠は水なし、水なしのどちらの服用も可能にするため、高齢の患者や水分制限のある患者にとって新たな選択肢となると期待されている。
(画像は大日本住友製薬株式会社HPより)

大日本住友製薬株式会社 ニュースリリース
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