日本市場開拓を推進
株式会社日立インスファーマは、5月26日、医薬品トラック&トレースソリューション分野における協業契約(Teaming Agreement)を、米TraceLink社との間で締結したと発表した。
日立インスファーマは、医薬品製造業の研究開発から物流までのプロセスを対象としたソリューションを提供する企業。同社は今回の契約によりTraceLink社と密接に連携し、医薬品トラック&トレースソリューション分野の日本市場開拓を推進するとしている。
トレース情報の「見える化」が進む
近年、偽造医薬品の脅威は世界的に増大しており、EUや米国をはじめとする世界各国においてその対策として法規制が進んでいる。この法規制はいずれも、各医薬品のトラッキング情報の記録蓄積を要求。医薬品サプライチェーンにおけるトレース情報の「見える化」を、狙いとしている。
日本においても、偽造医薬品対策の法規制が進んでいる。今後はさらなる加速が想定され、医薬品サプライチェーン全体をネットワークで連携することが一層重要になると、日立インスファーマは判断。今回のTraceLink社との協業契約締結に至ったという。
日本の医療へのさらなる貢献を図る
TraceLink社は、トラック&トレースネットワーク「Tracelink Life Sciences Cloud」を世界規模で提供する企業。同サービスは、医薬品サプライチェーン全体でシリアライズされたデータや各種記録の共有を実現している。
日立インスファーマは今後、トラック&トレースソリューションを通じて、日本の医療へのさらなる貢献を図るとしている。
(画像は株式会社日立インスファーマの公式ホームページより)

米国TraceLink社と医薬品トラック&トレースソリューション分野で協業契約を締結 - 株式会社日立インスファーマ
http://www.hitachi-inspharma.co.jp/news/news20170526.html