「レンバチニブ」などの試験データを発表
エーザイ株式会社は、5月18日、同社のがん領域における開発品・製品について、「第53回米国臨床腫瘍学会年次総会」にて最新試験データを発表することを明らかにした。
同学会は、6月2日から6月6日にかけて米国シカゴにて開催されるもの。エーザイは、「レンバチニブ」「エリブリン」などの試験データを発表する。
口頭発表とポスター発表
同学会におけるエーザイの発表は、口頭発表およびポスター発表の形式で行われる。
口頭発表では、新規結合様式を有する選択的チロシンキナーゼ阻害剤「レンバチニブ」の、臨床第3相試験に関して、詳細データが公表される予定。同試験は、全身化学療法歴のない切除不能な肝細胞がんにおける、「ソラフェニブ」を対照としたもの。
ポスター発表では、子宮内膜がん患者を対象とした「レンバチニブ」と「ペムブロリズマブ」併用治療における臨床第1b/2相試験のデータなどが公表される。
「H3B-8800」の最新試験データも発表
今回の発表では、エーザイの米国研究子会社であるH3 Biomedicine社が創製した「H3B-8800(スプライシングモジュレーター)」に関する最新試験データも発表される。
発表されるのは、進行性骨髄系腫瘍を有する患者を対象としたスプライシングモジュレーターに関する、H3B-8800の臨床第1相試験のデータ。ポスター発表の形式で公表される。
エーザイは今後も、がんの「治癒」に向けた革新的な新薬創出をめざすとしている。
(画像は写真素材足成より)

第53回米国臨床腫瘍学会年次総会におけるエーザイのがん領域の開発品・製品に関する演題について - エーザイ株式会社
http://www.eisai.co.jp/news/news201722.html