72週間から24ヵ月間へ延長
旭化成ファーマ株式会社は、5月18日、骨粗鬆症治療剤「テリボン 皮下注用56.5μg」について、投与期間の上限を延長する承認事項一部変更承認を取得したと発表した。
この承認により同剤の投与期間の上限は、現行の72週間から24ヵ月間へ延長することが認められた。
骨形成促進作用を持つ骨粗鬆症治療剤
「テリボン」は、旭化成ファーマが創製した、骨形成促進作用を持つ骨粗鬆症治療剤。ヒト副甲状腺ホルモン(ヒト PTH)のN端側1-34ペプチド断片であるテリパラチドを、有効成分としている。
同剤は、週に1回の皮下注射により骨芽細胞の数を増加させ、骨形成を促進。骨の質を改善しながら骨の量を増加させ、その結果として骨の強度を向上し、骨折を抑制する。
旭化成ファーマは同剤を、「骨折の危険性の高い骨粗鬆症」を効能・効果として、2011年11月より販売している。
骨粗鬆症の治療においてさらに貢献
旭化成ファーマは2016年7月、「テリボン」の投与期間の上限について、現行の72週間から24ヵ月間に延長する承認事項一部変更承認申請を行っていた。
今回の承認取得により同社は、骨粗鬆症の治療において同剤が、さらに貢献できるものと期待しているという。
(画像は旭化成ファーマの公式ホームページより)

骨粗鬆症治療剤「テリボン」の投与期間上限延長の承認取得について - 旭化成ファーマ株式会社
http://www.asahi-kasei.co.jp/