粒子線がん相談クリニックでの免疫細胞治療
株式会社メディネットは、5月22日、特定細胞加工物の製造受託に関する契約を、一般財団法人 健康医学協会との間で締結したと発表した。
健康医学協会は、医療法人社団大坪会の関連グループ。メディネットは、同協会が運営する粒子線がん相談クリニックでの免疫細胞治療に係る特定細胞加工物を製造・提供する。
品川細胞培養加工施設で製造
メディネットは、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に基づいて、品川細胞培養加工施設(品川CPF)を国家戦略特区に隣接するエリアに建設した。
同施設は、免疫細胞治療に係る細胞加工に加え、体細胞・幹細胞・iPS 細胞など多様な細胞加工の製造開発の受託を視野に入れて、設備設計を実施。特定細胞加工物の製造受託、再生・細胞医療製品の開発、そして商業生産まで対応する細胞培養加工施設となっている。
今回、健康医学協会より受託した特定細胞加工物の製造も、この品川CPFにおいて行われる。
技術やノウハウを最大限に活用
大坪会は、東京都内を中心に30を超える医療機関や施設で医療を提供しており、近年はグループ力を活用した集学的ながん治療体制の整備も方針として打ち出している。健康医学協会での粒子線がん相談クリニック運営も、その一環にあたるという。
粒子線がん相談クリニックでは、樹状細胞ワクチン療法など4種類の免疫細胞治療が実施される。メディネットは、これまで培ってきた技術やノウハウを最大限に活用して、この治療に係る特定細胞加工物を製造・提供するとしている。
(画像はメディネットの公式ホームページより)

一般財団法人 健康医学協会と特定細胞加工物製造に関する契約を締結 - 株式会社メディネット
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