「RBM001」のライセンス契約締結に合わせて
株式会社リボミックは、5月17日、同社の新規2製品である「RBM002」と「RBM003」について、全ての知財と権利が大塚製薬株式会社より譲渡されたと発表した。
「RBM002」と「RBM003」は共に、リボミックと大塚製薬が共同研究を行っていた製品。共同研究契約の満了および「RBM001」のライセンス契約締結に合わせ、譲渡が行われたという。
「RBM002」と「RBM003」
「RBM002」は、「トロンボスポンジン1」に対する阻害性アプタマー。抗がん剤による血小板減少を抑制するための新薬の開発を目的として、開発された。既に創製が完了し、抗がん剤投与の動物モデルにおいて血小板の減少を顕著に抑制できることが確認されている。
「RBM003」は、「キマーゼ」に対する阻害性アプタマー。当初は肺線維症治療薬として開発されていたが、適応疾患を変更して心不全の動物モデルで薬効試験を実施。梗塞後のキマーゼ陽性肥満細胞の集積ならびにキマーゼ活性を抑制し、顕著な心機能改善効果を示している。
研究開発を加速、早期のアライアンスを実現
「RBM002」と「RBM003」は、動物モデルでの非臨床POCを獲得しており、リボミックにとっては有力な導出候補品となる製品。共同研究満了より1年4ヶ月が経過した後に、全ての権利が帰属することとなったことについて同社は、喜ばしいこととしている。
同社は今後、2製品の研究開発を加速するとともに、早期のアライアンスを実現したいとしている。
(画像はリボミックの公式ホームページより)

新規自社2製品(RBM002/003)に関する非臨床POC獲得のお知らせ - 株式会社リボミック
http://v4.eir-parts.net/