韓国で販売承認を取得
科研製薬株式会社(以下、科研製薬)は5月17日、爪白癬治療剤エフィナコナゾールが5月16日に韓国の食品医薬品安全処から販売承認を取得したことを発表した。
爪白癬は、爪の水虫で、原因となる白癬菌はカビの1種。非常に生命力が強く、切った爪の中でも半年間も生き続けると言われており、爪が白く濁ったり黄色くなったり変色する症状が現れる。
エフィナコナゾールは、爪白癬を適応として、日本でも2014年に「クレナフィン(R)」の商品名で販売されている国内初の外用治療剤。海外にも導出され、同じく2014年に米国、カナダではValeant Pharmaceuticals International,Inc.が「Jublia(R)」の商品名で販売されている。
高い透過性で完治が期待
爪白癬の治療方法は主に内服薬で長期に及ぶ場合が多いが、エフィナコナゾールは、抗真菌薬で、高い透過性を持つため、爪の内部まで浸透、完治が期待できると言われている。
科研製薬は2016年5月にDong-A ST Co.,LTD(以下、東亞ST)とエフィナコナゾールの韓国での開発、販売の権利を供与する契約を締結。今回の承認申請は韓国での導出先である東亞STが行っており、2017年5月末にも販売する予定だ。
(画像は科研製薬株式会社HPより)

科研製薬株式会社 ニュースリリース
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