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アステラス製薬株式会社は2017年5月19日のニュースリリースで、MSD株式会社が製造販売するDPP-4阻害剤シタグリプチンリン酸塩水和物(製品名:ジャヌビア錠)とアステラス製薬が製造販売するSGLT2阻害剤イプラグリフロジン L-プロリン(製品名:スーグラ錠)の配合剤について、2型糖尿病を適応症として日本で製造販売承認申請を提出したと発表した。
MSDとアステラス製薬は、単剤療法では血糖コントロールが困難な2型糖尿病治療での新たな選択肢を提供でき、さらに糖尿病治療へ貢献できるものと期待していると述べている。
科学の進歩を患者の価値に変える
MSDのジャヌビア錠は、国内初の選択的DPP-4阻害剤であり、1日1回の投与で選択的にDPP-4を阻害し、活性型インクレチンを増加させることで血糖依存的な血糖低下作用を示す。
また、アステラス製薬のスーグラ錠は、国内初の選択的SGLT2阻害剤であり、1日1回の投与で選択的にSGLT2を阻害し、腎臓でのブドウ糖再取り込みを抑制することでインスリン非依存的な血糖低下作用を示す。
MSDとアステラス製薬は、これら異なる作用機序の2型糖尿病治療薬を配合して実施した臨床試験において、有効性、安全性及び忍容性を示すことを確認したと述べており、この配合剤によって、糖尿病患者の服薬負担の軽減や服薬アドヒアランス向上が期待される。
(画像はアステラス製薬株式会社のサイトより)

アステラス製薬株式会社ニュースリリース
https://www.astellas.com/MSD株式会社
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