バイオジェンが学会で発表
バイオジェン・ジャパン株式会社は、4月27日、多発性硬化症(MS)治療薬である「テクフィデラ」および「タイサブリ」による早期治療が、再発性MS患者の治療アウトカムを改善する可能性を示すデータを、学会で公表したと発表した。
この発表は、米バイオジェン社が年4月24日に発表したプレスリリースを翻訳したもの。データ公表は、米国神経学会議(AAN)第69回年次学会にて行われている。
身体機能障害をもたらす多発性硬化症
多発性硬化症(MS)は、持続的に中枢神経系において炎症が引き起こされ、しばしば身体機能障害をもたらす疾患。MSと診断された患者は、早期に適切な疾患修飾薬を開始することで、身体能力や認知機能の低下を遅延させ、将来的な身体機能障害を抑制することが期待されている。
「テクフィデラ」は、最も多いタイプである再発性MSの経口治療薬。MSの再発率低下と障害進行の遅延を実現し、MSの脳病変数を減少させることが証明されている。「タイサブリ」は、MS治療の実現にこだわった治療薬。発売から10年以上にわたる臨床経験を有している。
活動的な生活をおくることを可能にする
AANにおいて発表された「テクフィデラ」と「タイサブリ」に関する実臨床データは、早期治療から有効性の高い治療薬を用いることの重要性を強調するものと、バイオジェンはする。
さらに同社は、適切な治療薬を適切なタイミングで使用する治療は、MSに起因する炎症を緩和し、MS患者がより長期間にわたり活動的な生活をおくることを可能にするものとしている。
(画像はバイオジェン・ジャパンの公式ホームページより)

テクフィデラとタイサブリによる早期治療で多発性硬化症の治療アウトカム改善 - バイオジェン・ジャパン株式会社
https://www.biogen.co.jp/