4月30日をもって譲渡完了
株式会社ヘリオスは、5月1日、「BBG250」を含有する眼科手術補助剤にかかる事業を、株式会社デ・ウエスタン・セラピテクス研究所に譲渡したと発表した。
この事業譲渡は、ヘリオスが経営資源を細胞医療に集中するため、行われたもの。譲渡は、4月30日をもって完了している。
iPSC再生医薬品分野に取り組むヘリオス
ヘリオスは、iPS細胞を培養・分化誘導して作製した再生医療等製品の開発を行う、iPSC再生医薬品分野に取り組む企業。世界中の難治性疾患の罹患者に対して、治癒と希望を届けるべく、研究開発を推進している。
同社は2016年1月、事業ポートフォリオの新しい柱となる体性幹細胞再生医薬品分野のパイプラインを導入。並行して、化学物質の合成により医薬品を作製する従来型化合物医薬品の分野として、「BBG250」を含有する眼科手術補助剤にかかる事業を進めていた。
「BBG250」すなわち「Brilliant Blue G-250」
「BBG250」は、九州大学の研究グループが発見した「Brilliant Blue G-250」という染色性の高い色素。ヘリオスは、株式会社産学連携機構九州より独占的ライセンスを受け、「BBG250」を主成分とする眼科手術補助剤の開発を行っていた。
なおヘリオスは、同剤の開発や導出の進展等に伴って、マイルストン収入を受領する可能性があるとしている。
(画像はヘリオスの公式ホームページより)

BBG250 を含有する眼科手術補助剤にかかる事業譲渡完了のお知らせ - 株式会社ヘリオス
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