活動拠点は参天製薬の米国子会社内に設置
参天製薬株式会社は2017年5月1日のニュースリリースで、眼科治療における有望な技術を保有するベンチャー企業への戦略的投資活動を強化することを目的として、米国に参天グループ100%出資のコーポレートベンチャーキャピタルファンドの設立を決定したことを発表した。
参天ベンチャーキャピタルファンド(仮称)は、差別化した眼科治療の技術を保有するベンチャー企業を対象として、総額5,000万ドルの投資枠内で参天製薬の事業および研究開発パイプラインへのシナジー効果を生み出すことを目的としている。
このファンドは、活動拠点を参天製薬の米国子会社であるSanten Pharmaceutical Inc.内に設置する予定である。
高成長のベンチャー企業アクセスを強化
参天製薬は、2015年からバイオベンチャー企業を対象とした投資活動を実施し、今回の参天ベンチャーキャピタルファンドの設立により、投資の枠組みを確立することになる。
現在、世界で発売している医療用医薬品でベンチャー企業が起源の医薬品が占める割合は、年々増加の一途をたどっており、参天ベンチャーキャピタルファンドは、参天製薬がこれまで眼科のスペシャリティ・カンパニーとして培ってきた深い知見とネットワークを活用し、今後さらに高い成長が見込まれるベンチャー企業へのアクセスを強化することで、眼科領域におけるさらなる貢献を目指していくと述べている。
(画像は参天製薬株式会社のサイトより)

参天製薬株式会社ニュースリリース
http://www.santen.co.jp/ja/news/20170501.pdf参天製薬株式会社
http://www.santen.co.jp/