販売希望価格は税別550万円
アークレイ株式会社は2017年4月25日のニュースリリースで、アルフレッサファーマ株式会社と共同開発した尿検体と便検体を最大6項目測定できる小型の自動分析装置「全自動便尿分析装置AA01」を2017年4月27日(木)から全国の医療機関へ向けて販売を開始すると発表した。
全自動便尿分析装置AA01は1台で尿定量検査4項目、便潜血検査2項目をそれぞれ1時間あたり最大90テスト(サイクルタイム40秒)で測定でき、 尿定量検査は、血液生化学検査用の汎用自動分析装置で尿を測定することにより、コンタミネーションリスクも防止することができる。
腎疾患、大腸がんの早期発見に期待
生活習慣病のひとつとされる慢性腎臓病の指標である尿中アルブミン/クレアチニン比、尿中蛋白/クレアチニン比の測定は尿定量検査での有用性が見直され実施が推奨されており、また、大腸がんの検査では免疫学的反応を用いた便潜血検査が有用であるとされている。
従来の分析装置は大型であり、外注検査が主流であったが、アークレイとアルフレッサ ファーマの両社の強みを生かし、1台で即時に尿検査と糞便検査に対応できる小型の自動分析装置を開発、医療機関における即時検査及び検査業務の省力化と効率化が実現でき、 腎疾患や大腸がんの早期発見に貢献することが期待される。
(画像はプレスリリースより)

アークレイ株式会社ニュースリリース
http://www.arkray.co.jp/アークレイ株式会社
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