「リツキシマブ」製剤のバイオシミラー、「CT-P10」
日本化薬株式会社と韓国セルトリオンヘルスケア社は、4月26日、新規バイオ後続品「CT-P10」について、提携することで基本合意したと発表した。
「CT-P10」は、悪性リンパ腫などの治療において重要な役割を果たす「リツキシマブ」製剤のバイオシミラー。
バイオ新薬に特化したセルトリオングループ
セルトリオングループは、韓国インチョン市に本社を置く大手バイオ医薬品企業。モノクローナル抗体バイオシミラーと、バイオ新薬に特化するという特色を持つ。
セルトリオン社は、高品質なバイオシミラー、パンデミック/季節性インフルエンザ、狂犬病など、種々のウイルス性疾患に対する抗体治療薬を重点的に開発。「CT-P10」についても、2016年11月には韓国で、2017年2月には欧州で、それぞれ製造販売承認を取得。
セルトリオンヘルスケア社は、セルトリオングループにあって、セルトリオン社のバイオ医薬品に関するマーケティングと販売活動を行う企業。
早期に上市して、一層貢献
日本化薬にとって「CT-P10」は、既に上市済みのフィルグラスチムBS注シリンジ「NK」、インフリキシマブBS点滴静注用100mg「NK」、そして現在開発中の「CT-P6」に続く、4剤目のバイオ後続品となる。
同社は、これらの製剤を早期に上市し、患者様その家族、医療関係者に一層貢献できることを目指すとしている。
(画像は日本化薬の公式ホームページより)

新規バイオ後続品(バイオシミラー)CT-P10の提携に基本合意 - 日本化薬株式会社
http://www.nipponkayaku.co.jp/