武田薬品とひむかAMファーマが採択
国立研究開発法人日本医療研究開発機構は、4月24日、平成29年度「創薬支援推進事業―希少疾病用医薬品指定前実用化支援事業―」に係る公募について、採択課題を決定したと発表した。
今回採択されたのは、武田薬品工業株式会社とひむかAMファーマ株式会社の開発品。
迅速かつ効果的に実用化を可能にする
希少疾病用医薬品は、様々な支援制度が設けられている一方、開発を推進する仕組みが現状では存在せず、製薬企業などにおける研究開発が進みにくい傾向にある。「希少疾病用医薬品指定前実用化支援事業」は、こうした状況を踏まえて開始された。
同事業は、希少疾病用医薬品の製造販売承認取得を目指す研究開発型企業などに対し、一定の開発費用を補助するというもの。ヒト初回投与試験実施前、およびヒト初回投与試験以降の開発を推進し、迅速かつ効果的に実用化を可能にすることを目的としている。
脊髄性筋萎縮症治療薬と腸疾患治療薬
平成29年度「希少疾病用医薬品指定前実用化支援事業」に採択されたのは、武田薬品による「脊髄性筋萎縮症治療薬(TEC-1)の開発」と、ひむかAMファーマ株式会社による「難治性炎症性腸疾患治療薬の開発(PFG化アドレノメデュリン)」。
なお、同事業における採択は、厚生労働大臣による希少疾病用医薬品の指定を保証するものではない。
(画像は日本医療研究開発機構の公式ホームページより)

平成29年度「創薬支援推進事業」の採択課題について - 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
http://www.amed.go.jp/program/list/06/03/07.html