塩野義製薬の創薬プログラムで共同研究
日産化学工業株式会社は、4月20日、新規抗疼痛薬創製を目指す共同研究契約を、塩野義製薬株式会社と締結したと発表した。
同契約は、塩野義製薬の新規抗疼痛薬創製に関する創薬プログラムについて、日産化学が共同で研究を行うというもの。
最先端評価機能を活用し、画期的新薬を研究開発
日産化学は、1887年、高峰譲吉・渋沢栄一・益田孝らによって、日本初の化学肥料製造会社である東京人造肥料会社として創業した。以来、草創期を主導した先駆者たちのパイオニア精神を受け継ぎ、社会の進歩を促す革新的な技術と事業への挑戦を続けている。
同社は1982年、医薬品事業へ進出。以来、ケトプロフェンの外用製剤、カルシウム拮抗剤、スタチン系脂質異常症治療剤を上市してきた。
現在も、精密有機合成技術や化合物ライブラリーおよび最先端評価機能を活用し、画期的新薬の研究開発を展開。「人類の生存と発展に貢献する企業グループ」というコーポレートビジョンの実現に向け、邁進している。
2つ目のプログラム開始
日産化学と塩野義製薬は、新規抗真菌薬創製に関する創薬プログラムについて、2016年1月より既に共同研究を行っている。今回行われる新規抗疼痛薬創製の共同研究は、両社にとって2つ目のプログラム開始となる。
両社はこの共同研究を通じて、患者に画期的な医薬品を届けることができるよう努めるとしている。
(画像は日産化学の公式ホームページより)

新規抗疼痛薬創製を目指した共同研究契約締結のお知らせ - 日産化学工業株式会社
http://www.nissanchem.co.jp/