5月6日から9日にかけてシカゴで開催
EAファーマ株式会社は、4月21日、慢性便秘症治療薬「AJG533」およびプロトンポンプ阻害剤「パリエット」の臨床試験データを、「2017年米国消化器病週間(DDW)」にて発表することを明らかにした。
同社は、エーザイ株式会社の消化器事業子会社。DDWは、5月6日から9日にかけて米国イリノイ州シカゴにて開催される。
「AJG533」と「パリエット」
「AJG533」は、EAファーマがスウェーデンのアルビレオ社より導入した、新規作用機序をもつ慢性便秘症治療薬。胆汁酸の再吸収に係わるトランスポーターを阻害し、自然な排便を促す効果が期待されている。2017年2月に、製造販売承認申請が行われた。
「パリエット」は、1997年に日本で最初に発売され、現在、世界100カ国以上で承認されているプロトンポンプ阻害剤。同剤は2016年10月、プロトンポンプ阻害剤抵抗性逆流性食道炎に対する維持療法に関して、1回10mg 1日2回投与の用法・用量追加の承認申請を行われている。
患者の目線に立った医薬品開発
EAファーマはDDWにおいて、「AJG533」については承認申請に用いた臨床第2相試験データを、「パリエット」については承認申請に用いた臨床第3相試験データを、それぞれ発表する。
同社は今後も、消化器領域における日本発のスペシャリティ・ファーマとして患者に寄り添い、患者の目線に立った医薬品開発により貢献を行うとしている。
(画像は写真素材 足成より)

2017年米国消化器病週間においてAJG533およびパリエットの臨床試験データを発表 - EAファーマ株式会社
http://www.eapharma.co.jp/news/2017/0421.html