アルツハイマー病など3つの神経変性疾患治療薬開発に向けて
武田薬品工業株式会社(以下「武田薬品」)は1月9日、米国サンフランシスコのバイオ医薬品企業Denali Therapeutics (以下「Denali社」)との間で、提携契約を締結したと発表した。
今回の提携は3つの神経変性疾患治療薬候補に関しての開発及び販売に関するもので、戦略的オプションを含む提携契約となる。
各治療薬候補の開発プログラムに用いられるのは、Denali社が所有する、脳へのバイオ治療薬移行性を高めるAntibody Transport Vehicle(ATV)プラットフォーム技術。
アルツハイマー病やその他の神経変性疾患に対する遺伝学的に検証されたターゲットが対象となる。
Denali社CEO、武田薬品の治療困難な神経変性疾患の治療薬創出に対するコミットメントに共感
武田薬品のNeuroscience Therapeutic Area Head Emiliangelo Ratti氏は、今回のDenali社との提携契約締結に際して、類を見ない革新的技術を有するDenali社との提携は、次世代の抗体治療薬を患者に届けることにつながると喜びを表して表している。
またDenali社のCEO Ryan Watts, Ph.D.氏は、武田薬品の治療困難な神経変性疾患の治療薬創出に対するコミットメントに深く共感し、患者に治療薬を届けるために武田薬品と提携できることを嬉しく思うとコメントを発表した。
(画像は武田薬品工業株式会社 ホームページより)

武田薬品工業株式会社 ニュースリリース
http://www.takeda.co.jp/news/2018/20180109_7897.html