厚生労働省関東信越厚生局より取得
タカラバイオ株式会社は、2018年1月5日、川崎市殿町地区「ライフイノベーションセンター」内の細胞加工施設における特定細胞加工物製造許可を、厚生労働省関東信越厚生局より取得したと発表した。
この許可は、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に規定されたものであり、同社は2017年12月25日付で取得している。
「遺伝子・細胞プロセッシングセンターLIC分室」
「ライフイノベーションセンター」は、神奈川県らの主導により同県川崎市殿町地区に整備された、再生・細胞医療の産業化拠点。複数の企業・団体が入居し、再生・細胞医療に関する事業を展開しており、タカラバイオの細胞加工施設「遺伝子・細胞プロセッシングセンターLIC分室」も入居している。
GMP/GCTP基準に準拠した「LIC分室」はこれまで、タカラバイオが実施する遺伝子治療プロジェクトの治験薬製造や製品のデモンストレーションルームとしてこれまで活用されてきた。今回の許可取得により同施設は、臨床で使用される幹細胞や遺伝子導入細胞などの細胞加工受託サービスが可能となっている。
再生医療等製品などの開発をさらに拡大
特定細胞加工物は、再生医療・細胞医療などに用いられる細胞加工物のうち、再生医療等製品に該当しないものを指す。
タカラバイオは、2014年10月より遺伝子・細胞プロセッシングセンターを稼働させ、細胞加工受託サービスなどを展開してきた。同社は今回の「LIC分室」許可取得を受け、再生医療等製品などの開発・製造受託支援事業をさらに拡大させるとしている。
(画像はタカラバイオの公式ホームページより)

ライフイノベーションセンター内細胞加工施設における特定細胞加工物製造許可について - タカラバイオ株式会社
http://www.takara-bio.co.jp/release/?p=4906