「テクフィデラ」「タイサブリ」「アボネックス」
エーザイ株式会社とバイオジェン・ジャパン株式会社は、2018年1月9日、多発性硬化症治療剤3剤の日本における共同販促を開始した。
両社が今回共同販促を開始したのは、「テクフィデラ」「タイサブリ」「アボネックス」。いずれも、バイオジェン・ジャパンの薬剤であり、共同販促開始後も売上はバイオジェン・ジャパンに計上される。
炎症を伴う深刻な慢性進行性疾患、多発性硬化症
多発性硬化症は、中枢神経系に対する自己免疫疾患。炎症を伴う深刻な慢性進行性疾患であり、認知機能・心理社会的機能・身体機能の全てに影響を及ぼす。確定診断まで数年かかる場合もあり、アンメット・メディカル・ニーズの極めて高い疾患となっている。
「テクフィデラ」は、多発性硬化症で最も多くみられる病態である再発寛解型多発性硬化症といった再発型多発性硬化症に対する経口治療薬。「タイサブリ」は、ヒト化抗ヒトα4インテグリンモノクローナル抗体であり、多発性硬化症に対する病態修飾薬。「アボネックス」は、日本においては「多発性硬化症の再発予防」を効能・効果として承認を取得している薬剤。
患者へ確実に薬剤を届けることができる
今回開始された共同販促において両社は、契約の定めに基づき、それぞれの担当施設に対して販促および適正使用情報の提供を行う。
この共同販促についてエーザイは、多発性硬化症の患者およびその家族のベネフィットの最大化をめざすとしている。バイオジェン・ジャパンは、多発性硬化症治療薬を必要とする患者へ確実に薬剤を届けることができると考えている。
(画像はバイオジェン・ジャパンの公式ホームページより)

バイオジェンとエーザイが多発性硬化症治療剤の共同販促を開始 - バイオジェン・ジャパン株式会社
https://www.biogen.co.jp/