英ヴィーブヘルスケアが11月30日に発表
ヴィーブヘルスケア株式会社は、2017年12月26日、長期作用型カボテグラビルを評価する第3相試験であるHPTN084試験が開始されたと発表した。
この発表は、英ヴィーブヘルスケアが同年11月30日に発表したプレスリリースを翻訳したもの。同試験は、女性を対象としたHIV感染予防を目的として実施される。
対象者は、サハラ以南のアフリカ女性
HPTN084試験は、カボテグラビル注射剤の2カ月1回投与と、エムトリシタビン/テノホビルジソプロキシルフマル酸塩の連日経口投与による曝露前予防(PrEP)とを、比較評価するもの。対象者は、HIVに未感染で、性的に活発なサハラ以南のアフリカ女性とされている。
同試験の主要な目的は、カボテグラビル注射剤に無作為割り付けされた被験者におけるHIV感染の発生率と、両レジメンの安全性評価。追加の評価項目には、HIV薬物耐性の発現という点から見た特徴付けと、各レジメンの認容性および満足度、また経済性なども含まれるという。
予防のニーズが明確に存在する
ヴィーブヘルスケアは、サハラ以南のアフリカにおける成人新規HIV感染者の半数以上が、女性であることを憂慮。女性がHIV感染から自身を守ることを可能にする予防のニーズが明確に存在するとして、HPTN084試験を開始したという。
同試験において使用する治験薬は、ギリアド・サイエンシズ社とヴィーブヘルスケアが提供する。主要評価項目に関するデータ収集は、2022年5月に完了見込みとされている。
(画像はヴィーブヘルスケアの公式ホームページより)

女性を対象としたHIV感染予防のための長期作用型カボテグラビルの第3相試験の開始を発表 - ヴィーブヘルスケア株式会社
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