「LymphMarkアッセイ」の臨床導入を目指す
株式会社理研ジェネシスは、2018年1月5日、nCounterベースの診断アッセイを国内臨床へ導入すべく、米国NanoString社とパートナーシップを締結したと発表した。
この提携は、NanoString社が開発したリンパ腫サブタイピングテストの日本導入に向けて締結されたもの。両社はこの提携において協調し、「nCounterDx LymphMarkアッセイ(仮称)(以下「LymphMarkアッセイ」)」の臨床導入を目指すとしている。
コンパニオン診断薬としての可能性に期待
「LymphMarkアッセイ」は、悪性リンパ腫の1種であるびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)の細胞サブタイプを分類する検査。20遺伝子の発現状態により分類を実施する同検査は、DLBCL患者に対する治療法の効果判定を補助するコンパニオン診断薬としての可能性が期待されている。
「LymphMarkアッセイ」は、2017年に患者登録が完了した第3相試験「ROBUST試験」で使用された。その後も同検査は、23の企業が実施する40件以上の研究において、評価が行われている。
新たながん診断法を一日も早く患者に届ける
理研ジェネシスは、2007年10月の設立以来、先進の遺伝子解析技術を用いた多様な解析サービスの提供や、ユニークな遺伝子検出キットや体外診断用医薬品の販売を行ってきた企業。NanoString社は、遺伝子発現解析システム「nCounter Analysis System」がライフサイエンスの研究で多く使用されている企業。
理研ジェネシスは今後も、新たながん診断法を一日も早く患者に届けることで、医療の発展と進化に貢献するとしている。
(画像は理研ジェネシスの公式ホームページより)

NanoStringと、nCounterベースの診断アッセイの国内臨床導入に向けた提携を発表 - 株式会社理研ジェネシス
https://rikengenesis.jp/content_ja_JPY_308.html