有効性および安全性に関する結果を初公表
アッヴィは2017年12月22日のプレスリリースで、米国アッヴィ社がベネトクラクスとリツキシマブ(遺伝子組換え)の併用第3相試験であるMURANO試験において、主要評価項目を達成したことを2017年12月12日に発表したと伝えた。
この試験は、再発または難治性(R/R)慢性リンパ性白血病(CLL)の患者を対象として、ベネトクラクスとリツキシマブ(遺伝子組換え)の併用をベンダムスチン塩酸塩とリツキシマブ(遺伝子組換え)の併用と比較検討する国際多施設共同非盲検無作為化第3相試験である。
FDAから要請の試験用データとしても使用
治験担当医師の評価結果から、患者の無増悪生存期間(PFS)中央値は、ベネトクラクスとリツキシマブ(遺伝子組換え)の併用のほうがベンダムスチン塩酸塩とリツキシマブ(遺伝子組換え)の併用よりも有意に延長したことが示された。
また、この試験で評価したサブグループのいずれにおいても、一貫したPFSの改善が認められ、染色体17p欠失が認められる患者でも同様の結果であることも示された。
アッヴィは、今回のMURANO試験の結果に基づき、この化学療法を含まない併用投与の保健当局への承認申請を検討中であると述べている。
(画像はアッヴィのサイトより)

アッヴィ プレスリリース
http://www.abbvie.co.jp/