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2025年05月06日(火)
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腫瘍溶解性ウイルス「HF10」と抗がん剤「ニボルマブ」の併用試験、米国にて開始

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腫瘍溶解性ウイルス「HF10」と抗がん剤「ニボルマブ」の併用試験、米国にて開始

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悪性黒色腫を対象として実施
タカラバイオ株式会社は、2017年12月21日、腫瘍溶解性ウイルス「HF10」と抗がん剤「ニボルマブ」の併用による術前免疫療法の医師主導治験が、米国にて開始されたと発表した。

「HF10」は、タカラバイオが開発中の薬剤。同試験は、米国ユタ州のユタ大学ハンツマンがん研究所が悪性黒色腫を対象として実施するものであり、タカラバイオは「HF10」を治験薬として供給する契約を、同研究と締結している。

腫瘍溶解性ウイルス
がん細胞内で特異的に増殖するウイルス
腫瘍溶解性ウイルスは、がん細胞内において特異的に増殖する、制限増殖型ウイルス。増殖によって直接的にがん細胞を破壊すると共に、破壊の際に放出されたウイルスが周囲のがん細胞にも感染する。また、破壊されたがん細胞の断片ががんに対する宿主の免疫を活性化することで、投与部位以外のがん縮小も期待されている。

「HF10」は、は単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)の自然変異弱毒化株。がん局所に注入することによって、顕著な抗腫瘍作用を示す。

幅広い利用機会が確認されることを期待
タカラバイオは、国内外において「HF10」の臨床開発を推進しており、米国においても抗がん剤「イピリムマブ」との併用第2相試験で良好な結果を得ている。

ハンツマンがん研究所が実施する今回の試験で用いられる「ニボルマブ」は、悪性黒色腫の治療薬として普及が進んでいる薬剤。タカラバイオは、同試験を通じて「HF10」のより幅広い利用機会が確認されることを期待しているという。

(画像はタカラバイオの公式ホームページより)


外部リンク

HF10とニボルマブの併用による米国での医師主導治験開始のお知らせ - タカラバイオ株式会社
http://www.takara-bio.co.jp/release/?p=4889


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