世界でも認められた優れたパッケージ技術
武田薬品工業株式会社は2017年12月26日のニュースリリースで、多発性骨髄腫治療剤「ニンラーロ(R)カプセル 2.3mg・3mg・4mg」のパッケージが、世界包装機構(WPO)主催のワールドスターコンテストで「ワールドスター2018」、アジア包装連盟(APF)主催のアジアスターコンテストで「アジアスター2017」を受賞したと発表した。
武田薬品は、2017年8月に開催された公益社団法人日本包装技術協会主催の日本パッケージングコンテスト2017で、「アクセシブルデザイン包装賞」を受賞しているため、今回の受賞でトリプル受賞となった。
服薬アドヒアランスの向上に努める
ニンラーロは、2017年5月より再発又は難治性の多発性骨髄腫の効能にて日本で販売を開始、その服用方法は28日を1サイクルとして、週に1回の経口投与を3週間繰り返した後、1週間休薬する。
ニンラーロを服用する多発性骨髄腫の患者は、ニンラーロに加え、服用スケジュールの異なる複数の薬剤も併用するため、患者の誤薬や飲み忘れを防ぎ、正しく安全に服用することが重要であることから、パッケージを工夫し服薬予定日を記載する欄を設けることで、安全な服用をサポートしている。
また武田薬品は、指先にしびれのある患者が薬剤をアルミシートから取り出す際、薬が飛び出しても落下を防止する受け皿を付加するなど、患者の視点、患者の価値を考慮してパッケージを開発したと述べている。
(画像はプレスリリースより)

武田薬品工業株式会社ニュースリリース
http://www.takeda.co.jp/news/2017/武田薬品工業株式会社
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