第1回日本医療研究開発大賞「健康・医療戦略推進副本部長(健康・医療戦略担当大臣)賞」を受賞
大塚製薬株式会社は12月14日、「多剤耐性肺結核治療薬デラマニドの開発」に関し、第1回日本医療研究開発大賞で「健康・医療戦略推進副本部長(健康・医療戦略担当大臣)賞」を受賞したと発表した。
表彰式は12月13日総理官邸で行われ、茂木敏充 健康・医療戦略担当大臣より表彰状及び記念品が授与された。
日本医療研究開発大賞は、世界の医療の発展に向けて医療分野の研究開発の推進に多大な貢献をした個人や団体に授与されるもので、政府が今年創設した賞。
既存薬が一切効かない結核に効果
大塚製薬は「多剤耐性肺結核 治療薬デラマニドの開発」に対しての受賞。既存薬が一切効かない結核に効果がある点、また、途上国での結核予防・感染症対策に貢献した点が評価された。
デラマニドは、大塚製薬が2001年に抗結核作用を有する新規誘導体として発見。基礎評価試験の結果、デラマニドは、既存の抗結核薬に耐性となった結核菌に対しても強い効力を示した。
同剤は2014年、成人の多剤耐性肺結核患者に対する治療レジメンとの併用薬として欧州医薬品庁(EMA)より販売承認を取得。2015年にはWHOが発行する必須医薬品リストに収載された。
大塚製薬は、今後も世界中の未解決の医療ニーズを満たすために、革新的な製品を届けるとしている。
(画像はプレスリリースより)

大塚製薬株式会社 プレスリリース
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