自己採取HPV検査を推進している企業
株式会社ジェネティックラボは、2017年12月18日、自己採取HPV(ヒトパピローマウィルス)検査についての検査委受託契約を、北海道羅臼町との間で締結したと発表した。
同社は、トランスジェニックグループに属し、自己採取HPV検査を推進している企業。発がん性HPVは、子宮頸がんの原因と考えられているウィルス。
医師採取でのHPV検査結果と96.5%の一致率
健康に対する意識が高まっている現在にあっても、子宮頸がん検診の受診率はなかなか上がっていない。こうした状況は、「近隣に婦人科がない」「気恥ずかしい」といった理由のためであるとジェネティックラボは判断。自己採取HPV検査の提供を通じて、これらの課題解消を目指している。
同社は、独自に複数の婦人科医療機関に協力をあおぎ、自己採取HPV検査の有用性についての検証を実施。その結果、同検査で使用する検査キットによる自己採取法は、医師採取でのHPV検査結果と96.5%の一致率を達成。ほぼ同等の検査結果が得ている。
トランスジェニックグループならではのサービスを提供
またジェネティックラボの自己採取HPV検査の解析では、FDA(米国食品医薬品局)が承認した解析機器を使用。トランスジェニックグループならではの高品質な検査サービスを提供する。
北海道羅臼町でのHPVリスク検診は、同町に住民登録を有する平成9年4月2日生まれから平成10年4月1日生まれまでの女性で、かつ同町が実施する子宮頸がん検診を受診したことのない人が対象となる。検査実施時期は、2018年1月の予定。
(画像はジェネティックラボの公式ホームページより)

自己採取HPV検査に関する自治体との契約締結について - 株式会社ジェネティックラボ
http://www.gene-lab.com/HPV_Rausu20171218.pdf