日本では「グラナテック点眼液0.4%」として販売
株式会社デ・ウエスタン・セラピテクス研究所は、12月13日、緑内障・高眼圧症治療剤「K-115」について、韓国における製造販売承認の申請を行ったと発表した。
この承認申請は、同剤のライセンスアウト先である興和株式会社が行ったもの。同剤は、日本においては製品名「グラナテック点眼液0.4%」として販売されている。
世界初の作用機序を有する緑内障・高眼圧症治療剤
緑内障は、眼の機能的構造的異常を特徴とする疾患。通常は、眼圧を十分に下降させることによって、視神経障害の改善もしくは抑制が期待できる。しかし、適切に治療されずに放置した場合、視野狭窄から失明に至ることもある。
「K-115」は、世界初の作用機序を有する緑内障・高眼圧症治療剤。Rhoキナーゼを阻害することにより、線維柱帯-シュレム管を介する主流出路からの房水流出を促進し、眼圧を下降させる。原発開放隅角緑内障および高眼圧症の患者を対象とした国内臨床試験では、眼圧下降効果を示すことが確認された。
海外販売について検討を続けていた
興和は、2014年12月より「K-115」の日本国内販売を開始した。国内での承認取得以降、海外販売についても検討を続け、その結果として今回の韓国における申請に至ったという。
同剤を創製したデ・ウエスタン・セラピテクス研究所は、同剤が韓国にて販売開始された場合、 売上高に応じたロイヤリティを興和より受領する。
(画像はデ・ウエスタン・セラピテクス研究所の公式ホームページより)

緑内障・高眼圧症治療剤「K-115」の韓国における製造販売承認申請のお知らせ - 株式会社デ・ウエスタン・セラピテクス研究所
http://pdf.irpocket.com/C4576/PoNw/WU5k/aJWX.pdf