嚥下しやすい口腔内崩壊錠
大日本住友製薬株式会社は2017年12月8日のニュースリリースで、パーキンソン病治療剤「トレリーフ(R)OD錠50mg」(一般名:ゾニサミド)を2017年12月18日付けで発売すると発表した。
この製品は、通常、1日1回1錠投与となり服薬錠数が減るため、服薬アドヒアランスの向上につながること、また、口腔内崩壊錠(OD錠)であるため、嚥下機能が低下しやすいパーキンソン病患者にとっては通常の錠剤よりも服薬コンプライアンスの向上につながることが期待される。
患者や介護者の負担軽減に期待
トレリーフ(R)は、「パーキンソン病(レボドパ含有製剤に他の抗パーキンソン病薬を使用しても十分に効果が得られなかった場合)」を効能・効果として2009年3月に国内で発売され、2013年8月にはパーキンソン病における症状の日内変動(wearing-off現象)に対する用法・用量の一部変更承認を取得した。
さらに2015年2月には、口腔内崩壊錠(OD錠)である「トレリーフ(R)OD錠25mg」を剤形追加し、現在、パーキンソン病治療の選択肢のひとつとして使用されている。
大日本住友製薬は、今回のパーキンソン病治療剤「トレリーフ(R)OD錠50mg」を発売することにより、パーキンソン病の治療に一層貢献できることに期待していると述べている。
(画像は大日本住友製薬株式会社のサイトより)

大日本住友製薬株式会社ニュースリリース
http://www.ds-pharma.co.jp/ir/news/pdf/ne20171208.2.pdf大日本住友製薬株式会社
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