新規経口ウンデカン酸テストステロン剤「TSX-011」
あすか製薬株式会社は、12月1日、新規経口ウンデカン酸テストステロン剤「TSX-011」について、米国TesoRx社との間で修正提携契約を締結したと発表した。
「TSX-011」は、TesoRx社が米国で開発中の薬剤。あすか製薬は同剤について2016年12月、日本における開発および販売に関する独占的な提携契約をTesoRx社と締結している。
開発および販売権に関する独占的なオプション権を取得
今回あすか製薬が締結した「TSX-011」の修正提携契約は、新たなテリトリーとして東南アジア諸国を加えるなどの変更を加えるもの。この締結により同社は、日本に加えて韓国・シンガポール・タイ・台湾・ベトナム・フィリピンなどの主要東南アジア諸国における同剤の開発および販売権に関する独占的なオプション権を取得した。
またあすか製薬は今回、TesoRx社が開発中の男児体質性思春期発育遅延(CDGP)の治療を目的とした経口テストステロン剤の開発および販売権に関する独占的なオプション権も、併せて取得している。
新たな治療の選択肢を提案できる
TesoRx社は、Western University of Health Sciences との共同研究を通じて2010年に設立された、非上場の製薬企業。米国カリフォルニア州に本社を置き、専門領域であるアンメットメディカルニーズ解決のため製品化に注力している。
あすか製薬は、甲状腺や消化器といった内科・産婦人科・泌尿器科を、重点領域と位置付けている製薬企業。同社は「TSX-011」およびCDGP治療剤が、日本および東南アジア諸国における泌尿器科領域の医療ニーズに対応する医薬品であり、新たな治療の選択肢を提案できると考えている。
(画像はあすか製薬の公式ホームページより)

米国TesoRx社の経口テストステロン剤に関する更なる提携についてのお知らせ -あすか製薬株式会社
http://www.aska-pharma.co.jp/News20171201.pdf