在宅自己注射指導管理料の対象となったことを発表
日本イーライリリー株式会社(以下、日本イーライリリー)と鳥居薬品株式会社(以下、鳥居薬品)は11月30日、乾癬治療薬「トルツ(R)皮下注80mgオートインジェクター」と「トルツ(R)皮下注80mgシリンジ」が、在宅自己注射指導管理料の対象となったことを発表した。
トルツ(R)は、炎症と免疫反応に関与するインターロイキン17A とケモカインの活性を抑制するlgG4モノクローナル抗体。尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症を適応として、2016年11月に発売された皮下投与が必要な生物学的薬剤だ。
負担が軽減されると期待
乾癬は、皮膚に現れる慢性の自己免疫疾患。その症状として最も多く認められているのは、銀白色の鱗屑を伴う紅斑で、世界で約1億2,500万人が罹患していると言われている。
昨年、日本イーライリリーと鳥居薬品が実施した調査では、承認施設で医師による投与の治療を受けている患者の通院時間に対する不満は多いことが判明していた。
トルツ(R)は、今まで生物学的薬剤の処方が受けられる承認施設で医師による投与が必要とされていた。
両社は今回の厚生労働省の告示により、12月1日から、患者自身による自己注射が可能となることで、大幅な通院時間の短縮となり、負担が軽減されると期待してる。
(画像は日本イーライリリー株式会社HPより)

日本イーライリリー株式会社 プレスリリース
https://www.lilly.co.jp/