両剤についてポスター発表を予定
エーザイ株式会社は、11月24日、抗てんかん剤「ペランパネル」および「ルフィナミド」に関する最新データを、「第71回米国てんかん学会議」において発表することを明らかにした。
「第71回米国てんかん学会議」は、米国ワシントンD.C.において12月1日から5日まで開催される学会。エーザイは、両剤についてポスター発表を予定している。
「ペランパネル」と「ルフィナミド」
「ペランパネル」は、エーザイ筑波研究所にて創製されたファースト・イン・クラスの抗てんかん剤。同剤は、グルタミン酸によるシナプス後AMPA受容体の活性化を高選択的かつ非競合的に阻害する作用を持つ。この作用により、神経の過興奮を抑制する。12歳以上のてんかん患者の部分発作ならびに強直間代発作に対する併用療法として、世界各国で承認を取得している。
「ルフィナミド」は、脳内の電位依存性ナトリウムチャネルの不活性状態を延長することで、抗てんかん作用を示すと考えられている薬剤。欧米では、レノックス・ガストー症候群患者に対する抗てんかん薬との併用療法の適応で承認を取得している。
神経領域を重点疾患領域と位置づける
「第71回米国てんかん学会議」においてエーザイは、「ペランパネル」については、部分てんかん併用療法の臨床第3相試験でのデータに基づく単剤療法としての評価を発表する。「ルフィナミド」に関しては、レノックス・ガストー症候群患者に対する長期投与の安全性と有効性に関する発表などを行うという。
同社は、神経領域を重点疾患領域と位置づけており、今後も「ペランパネル」および「ルフィナミド」の価値最大化を図るとしている。
(画像は写真素材 足成より)

第71回米国てんかん学会議にてペランパネルおよびルフィナミドに関する最新データを発表 - エーザイ株式会社
http://www.eisai.co.jp/news/news201767.html