両社が日本で共同開発した点眼剤
参天製薬株式会社と宇部興産株式会社は、11月27日、緑内障・高眼圧症治療点眼剤「DE-117」について国内製造販売承認の申請を行ったと発表した。
「DE-117」は、両社が日本で共同開発した点眼剤。同申請は、本年11月22日付で行われている。
参天製薬と宇部興産
参天製薬は、眼科に特化した形で医薬品・医療機器の研究や開発、販売・マーケティング活動を行っている企業。世界約60カ国にて製品を販売しており、日本国内の医療用眼科薬市場においては No.1のシェアを有する。眼科領域におけるリーディング・カンパニーとして、未充足ニーズを満たす価値ある製品・サービスの提供を目指している。
宇部興産は、化学を中心として医薬・建設資材・機械・エネルギーなどの事業を展開している企業。医薬事業について同社は、積極拡大事業のひとつとして規定。自社および共同研究開発による「創薬」と、自社原薬・受託医薬・ジェネリック原薬などの「モノ作り」を両輪として、拡大を図っている。
より多くの治療選択肢を医療現場に提供
「DE-117」は、選択的にEP2受容体に作用して眼圧下降作用を示す化合物「オミデネパグ イソプロピル」を有効成分とする薬剤。参天製薬が宇部興産から導入し、緑内障・高眼圧症の治療を目的とする点眼剤として、両社が共同開発を行っている。
両社は今後、同剤の製造販売承認を取得し、より多くの治療選択肢を医療現場に提供するとしている。
(画像は参天製薬の公式ホームページより)

緑内障・高眼圧症治療点眼剤 DE-117の製造販売承認を申請 - 参天製薬株式会社
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