アレルギー性疾患治療剤「ルパフィン錠10mg」を発売
帝國製薬株式会社と田辺三菱製薬株式会社は11月22日、アレルギー性疾患治療剤「ルパフィン錠10mg」(一般名:ルパタジンフマル酸塩)が11月22日薬価基準に収載されたことに伴い、11月27日より発売する、と発表した。
抗ヒスタミン作用と抗PAF作用のDUAL作用によりアレルギー症状を抑制
ヒスタミンは、アレルギー反応を引き起こす化学伝達物質である。また、PAF(Platelet Activating Factor:血小板活性化因子)も、アレルギー性疾患に関与しており、血管拡張・血管透過性の亢進、知覚神経刺激、白血球の活性化などを誘導し、くしゃみ・鼻水・鼻閉などの症状を引き起こす。
スペインのユリアック社が創製した「ルパフィン錠」は、抗ヒスタミン作用と抗PAF作用のDUAL作用により、ヒスタミンとPAFの化学伝達物質を強力に抑えてアレルギー性疾患の症状を抑制する、新しい作用機序の経口アレルギー性疾患治療剤である。
海外では、2017年11月時点において世界80か国以上で承認されており、アレルギー性鼻炎やじんましんを適応症として、1日1回10mgの経口投与で使用されている。
日本では、2014年5月帝國製薬がユリアック社とライセンス契約を締結し、単独で開発、2017年9月27日に製造販売承認を取得した。
ルパフィン錠の薬価は、1錠10mgで69.40円となっており、11月27日より販売する。
なお帝國製薬は、2016年10月田辺三菱製薬と販売提携しており、田辺三菱製薬が流通・販売を行う。
(画像はプレスリリースより)

帝國製薬株式会社のニュースリリース
http://www.teikoku.co.jp/