アレルギー性鼻炎患者の意識・実態調査
「ダニアレルギー対策会」参加企業の株式会社サンゲツ、塩野義製薬株式会社、ダイキン工業株式会社、帝人株式会社の4社は11月21日、通年性アレルギー性鼻炎患者の疾患に対する認識、行動の実態、現在の治療評価、今後の治療・対策の方針を明らかにするため、アンケート調査を行い、結果を公表した。
全国の10~60代の男女35,000名についてスクリーニング調査を行い、2017年3月通年性アレルギー性鼻炎患者800名、季節性アレルギー性鼻炎患者800名の計1,600名について、インターネットによるアンケート調査を行った。
体質のため、治療は困難と思う通年性患者が多い
「鼻アレルギー診療ガイドライン」に基づくスクリーニング調査結果は、通年性アレルギー性鼻炎患者において重症度「中等症」以上が全体で49.1%、季節性患者では全体で46.1%。10代は、両方とも60%以上と高かった。
アレルギー性鼻炎に対する通年性患者と季節性患者のアンケート調査結果は、以下の通り。
「症状が重いと感じていない」:51.8%、32.0%
「慣れてしまって普段は気にしていない」:54.3%、31.1%
「できれば完全に治したい」:66.5%、74.9%
影響があると感じている患者は、季節性患者に多く、完治したいとの希望も多い。
「持って生まれた体質だ」:56.8%、42.7%
「治療法によっては長期寛解をめざせる病気だ」:25.9%、29.2%
「アレルギー性鼻炎の治療を病院で行っていない」:62.4%、38.3%
体質のため治療が困難と思っている患者が、通年性患者に多い。
今後の対処行動の意向では、
「十分な睡眠をとる」:66.6%、72.6%
「バランスのとれた食生活を心掛ける」61.4%、65.6%
「家の中をまめに掃除する」:58.2%、54.7%
が多く、日常生活の改善をめざす意向が多かった。
(画像はプレスリリースより)

株式会社サンゲツのニュースリリース
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