製薬業界ニュース
2025年05月07日(水)
 製薬業界ニュース

「ベンラリズマブ」、重症気管支喘息治療薬としてCHMPが肯定的な見解

新着ニュース30件






























「ベンラリズマブ」、重症気管支喘息治療薬としてCHMPが肯定的な見解

このエントリーをはてなブックマークに追加
アストラゼネカ英国本社が11月10日に発表
アストラゼネカ株式会社は、11月15日、生物学的製剤「ベンラリズマブ」が、コントロール不良の好酸球性重症気管支喘息治療薬としての肯定的な見解を、欧州医薬品評価委員会(CHMP)より得たと発表した。

この発表は、アストラゼネカ英国本社が11月10日に発表したプレスリリースを翻訳したもの。CHMPの見解は、アストラゼネカ英国本社およびメディミューン社が取得している

アストラゼネカ
呼吸機能および喘息症状を改善
コントロール不良の重症気管支喘息は、死に至る場合もある疾患。患者は、頻回な症状増悪や呼吸機能の低下、QOLの著しい制限を余儀なくされる。全身性ステロイドの投与により、体重増加・糖尿病・骨粗鬆症・緑内障・うつといった重篤な副作用を起こすこともある。疾患による身体的負担と社会経済的負担も大きい。

「ベンラリズマブ」は、ナチュラルキラー細胞を誘導することで好酸球に直接かつ速やかに作用し、かつほぼ完全に除去するモノクローナル抗体。主要第3相試験などでは、コントロール不良の好酸球性重症喘息患者の喘息増悪頻度を大幅に減少させ、呼吸機能および喘息症状を改善する結果が示された。現在は、米国やEU、日本およびその他数カ国において承認審査が行われている。

今後、欧州委員会が審査を行う
今回CHMPは、コントロール不良の好酸球性重症喘息を有する成人患者に対する追加療法として、「ベンラリズマブ」の医薬品販売承認を勧告する肯定的な見解を出した。この見解は、喘息増悪などを評価した同剤の主要第3相臨床試験の結果に基づくもの。「ベンラリズマブ」は同試験において、年間喘息増悪率を低下させ、経口ステロイド薬の一日投与量も減量させている。

この見解は今後、欧州委員会が審査を行う。

(画像はアストラゼネカの公式ホームページより)


外部リンク

ベンラリズマブがCHMPからコントロール不良の重症気管支喘息治療薬としての肯定的な見解を取得 - アストラゼネカ株式会社
https://www.astrazeneca.co.jp/


Amazon.co.jp : アストラゼネカ に関連する商品
  • アステラス製薬、テレビCM「明日は変えられる。~過活動膀胱篇~」の放映を開始(3月20日)
  • 大正製薬、乗り物酔い止め薬「センパア」シリーズをリニューアル(3月20日)
  • リアルテックファンド、独自技術により高純度の単結晶を開発する研究所に出資を実施(3月18日)
  • 久光製薬、水虫・たむし治療薬「ブテナロック(R)Vα クリーム 18g、液 18mL」をリニューアル発売(3月17日)
  • アンジェス、米国でDNAワクチンに関する特許を取得(3月17日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->