ヘルスケアと農薬等の研究・開発・製造販売
ペプチドリーム株式会社は2017年11月16日のニュースリリースで、独バイエルAG社との間で、複数の創薬標的タンパク質に対して特殊環状ペプチドを創製する創薬共同研究開発契約を締結することを決定したと発表した。
この契約は、従来の創薬共同研究開発契約と同様に、バイエルAG社が開発を目指す複数の創薬ターゲットに対して、ペプチドリーム独自の創薬開発プラットフォームシステムであるPDPS(Peptide Discovery Platform System)を使用して特殊環状ペプチドを創製し、バイエルAG社においてこの特殊環状ペプチドに係る臨床開発を目指す内容となっている。
総額最大約1,245億円のマイルストーンフィー
また、PDPSで創製する特殊環状ペプチドから取得する情報を利用して、バイエルAG社が低分子医薬品の研究開発に取り組むことが盛り込まれている。さらにバイエルAG社は、ペプチド-薬物複合体であるPDC(Peptide-Drug Conjugate)への展開や、診断薬、バイオイメージング薬及び農薬として研究開発するオプションも保有する。
この契約締結に伴い、ペプチドリームはバイエルAG社から契約一時金及び研究開発支援金を受領する。また今後、バイエルAG社における非臨床及び臨床試験の進捗状況に合わせた目標達成報奨金(マイルストーンフィー)、製品化後における純売上金額に対するロイヤルティーが支払われる。
ペプチドリームは、今後の見通しとして、今回の契約締結については、2017年8月9日に発表した2018年6月期の業績予想値に織り込んでおり、業績予想に変更が生じる場合には、速やかに開示するとしている。
(画像はペプチドリーム株式会社のサイトより)

ペプチドリーム株式会社ニュースリリース
http://contents.xj-storage.jp/ペプチドリーム株式会社
https://www.peptidream.com/