2025年05月07日(水)

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第一三共、DS-8201のHER2陽性の再発・進行胃がん患者を対象とした試験を開始

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第一三共、DS-8201のHER2陽性の再発・進行胃がん患者を対象とした試験を開始

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第一三共、DS-8201のHER2陽性の再発・進行胃がん患者を対象とした試験を開始

　2017年11月22日 20:00　

第2相臨床試験を開始

第一三共株式会社は11月21日、開発中の抗HER2抗体薬物複合体DS-8201のHER2陽性の再発・進行胃がん患者を対象とした第2相臨床試験を開始したことを発表した。

抗体薬物複合体(ADC)は、抗体医薬と薬物を適切なリンカーを介して結合させた医薬群。

DS-8201は、固形がんを適応目標としており、がん細胞に発現している標的因子に結合医薬群を、直接届けることで、攻撃力を高める薬剤である。

胃がん患者の20％のがん細胞に、HER2が過剰発現していることが認められており、中でもHER2陽性胃がんは、アンメットメディカルニーズの高い疾病の1つと言われ、抗がん剤トラスツズマブの治療後に進行したHER2陽性の再発・進行胃がんについては抗HER療法はない。

日本と韓国で約180名を登録する予定

現在、世界の胃がん患者の約半数は日本と韓国を含む東アジア地域に集中していると言われている。

今回、実施されるのは、トラスツズマブを含む2種類の治療を受けた後に、進行したHER2陽性の再発・進行胃がん、または胃食道接合部腺がんの患者を対象にして、DS-8201の安全性と有効性を評価する試験。

主要評価項目は、全奏効率で、日本と韓国で約180名を登録する予定だとしている。

(画像は第一三共株式会社HPより)