ヤンセンファーマと販売契約を締結
持田製薬株式会社(以下、持田製薬)は11月20日、ヤンセンファーマ株式会社(以下、ヤンセンファーマ)が製造販売保有する抗悪性腫瘍剤「ドキシル(R)注20mg」(以下、ドキシル(R)注)を国内での販売契約を締結したことを発表した。
ドキシル(R)は、抗がん剤の1つで、ドキソルビシン塩酸塩という抗生物質をPEG化リポソームに封入したドラッグデリバリーシステム(以下、DDS)を活用した製剤。標的組織に有効成分を運搬するために設計されている。
有効成分であるドキソルビシン塩酸塩を徐々に放出し、腫瘍組織内に長くとどまることで、血中のドキソルビシン塩酸塩の濃度を抑えて、骨髄抑制、脱毛、心毒性などの有害反応を軽減する。
2018年1月1日から販売
2007年に、ヤンセンファーマが「エイズ関連カポジ肉腫」を適応として販売承認され、2009年には、「がん化学療法後に憎悪した卵巣がん」を効能・効能追加されている。
今回の契約について、持田製薬は、同社の産婦人科関連製品のポートフォリオ戦略が、卵巣がん治療で使用するドキシル(R)の重要性が合致したため、締結に至ったとしている。
これにより、2018年1月1日からは持田製薬が、ドキシル(R)の販売を行う予定。
(画像は持田製薬株式会社HPより)

持田製薬株式会社 ニュースリリース
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