医薬品と医療機器の一体化により開発
大塚製薬株式会社(以下、大塚製薬)は11月14日、世界初のデジタルメディスン「エビリファイ マイサイト」が、 米国FDAに承認されたと発表した。承認を受けたのは、米国時間11月13日。
「エビリファイ マイサイト」は、大塚製薬創製の抗精神病薬エビリファイの錠剤に、米国カリフォルニア州のプロテウス・デジタル・ヘルス社開発の接種可能な極小センサーを組み込んだ製剤。医薬品と医療機器の一体化により開発された、世界初のコンビネーション製品して承認されたもの。
服薬状況の記録や、医師などとの情報共有が可能に
「エビリファイ マイサイト」はパッチ型のシグナル検出器と専用アプリを組み合わせ、適応である成人の統合失調症、双極性Ⅰ型障害の躁病および混合型症状の急性期、大うつ病性障害の補助療法において使用する。
同剤を服用してセンサーが胃酸に触れると、患者の体に貼り付けたシグナル検出器「マイサイト パッチ」に、心拍のようなシグナルが送られる。
「マイサイト パッチ」は服薬状況を記録し、スマートフォンなどのモバイル端末を利用して医療従事者や介護者と情報共有をすることができる。さらに、専用の「マイサイト アプリ」の利用により、活動状況などのデータの記録も可能。
大塚製薬とプロテウス社は、米国においてまずは少数の患者の使用経験を通じて、製品の価値を確認するとしている。
(画像は大塚製薬株式会社 ホームページより)

大塚製薬株式会社 ニュースリリース
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