中外製薬から太陽ファルマへ
中外製薬株式会社(以下、「中外製薬」)と太陽ホールディングス株式会社(以下、「太陽HD」)は11月14日、中外製薬が国内で製造販売を行っている長期収載品13製品の製造販売承認等の譲渡について合意したと発表した。
今回の合意により、中外製薬及びF. Hoffmann-La Roche Ltdは、太陽HDの子会社である太陽ファルマ株式会社(以下、「太陽ファルマ」)へ、13製品の製造販売承認、製造販売権等を譲渡することとなる。
抗悪性腫瘍剤など13製品の全ての剤型が対象
譲渡の対象となるのは、合成抗菌剤/カリニ肺炎治療剤「バクトラミン(R)」、ジギタリス配糖体製剤「ジゴシン(R)」、パーキンソニズム治療剤「マドパー(R)」、抗悪性腫瘍剤塩酸「プロカルバジン」等全13製品の全ての剤形。
医薬品の安定供給への配慮により、当面の間は中外製薬の製品が流通し、2018年4月以降、順次太陽ファルマへ製造販売承認を譲渡する予定となっている。
中外製薬が企業理念として掲げるのは「すべての革新は患者さんのために」。
革新的な医薬品とサービスの提供を通じて新しい価値を創造し、世界の医療と人々の健康への貢献を目指しており、今回の長期収載品13製品の譲渡は、イノベーションに向けての活動に一層注力するための決定としている。
(画像は中外製薬株式会社 ホームページより)

中外製薬株式会社 ニュースリリース
https://www.chugai-pharm.co.jp/